友達になるだけなのに何なの! この恥ずかしい空気はッ!?



「本当!? うわぁ! 嬉しいッ!!」



パァって笑う香輝の笑顔に、私は……私は、有り得ないぐらいの早さで心臓が鳴り響いて、周りの音が聞こえなくなった。





ど、どうしよう。何これ?



私、彼氏がいるのに…こんなにトキメイているなんて…。



どうすればいいの?






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どうすればいいのか分からないまま、時間はすぎて、あっと言う間に放課後。



「ミーヤ」



「ケント!! どうしたの?」




隣りのクラスの…私のボーイフレンドのケントが終業ベルと同時に教室に入って来た。




私のクラスにはまだ、先生がいて、ケントは軽く注意を受けたけど気にしてないよう。




な、何?




「会いたかったよ~! ミヤコ~!」