…こう言うのを熱い視線って言うのかな? 香輝の目から視線を逸らす事なんて出来ない。




…まさか…。







都合のいい話すぎない? って言うか、無理だよ!? 私と香輝とじゃ、あまりの差があるわよ!?


「む、無理だよ…。私が、香輝と付き合える訳ないじゃない!!」




だって…だって、私は…。


香輝と付き合えるほどキレイじゃない!!



身体だって、汚れてるもん…。




そうじゃなくったって、香輝はパパの会社の社長の弟だよ…。




パパは専務だから、社長とは顔見知りなのは当たり前だけど…娘の私まではそうじゃない。





一度だけパパに連れられてパーティに呼ばれたけど…それは随分前だったし…それ以降、私は行きたくなくないって言い張ったはず…。










でも何でだっけ…?













「……本当なら、こんなに早く都と会うはずじゃなかったんだけどね…」