男の子の力に敵うはずも無くて、私はあっさりと力をねじ伏せられてしまった。
…これから起きようとする事が分からないほど幼い訳でも無くて、でもそれを回避出来るほど大人ではなくて…。
「や、やだぁ!!」
首を横に振ってもケントは力を緩める事もなくて、どんどん事を進めていこうとしている。
薄いグリーンのシャツのボタンを取ればその下は…。
「……や、やぁ!!」
身を捩ってそれを隠そうとする。
男の子に胸見られたなんて、ちっちゃい頃にパパとお風呂に入った時以来だから…。
い、イャア~!!
……その後の記憶は、ほとんどない。