言われた通りにソファに座っていると、ケントが素早くコーヒーを差し出して来た。
「インスタントだけど…」
「ありがとう…」
受け取ったコーヒーに砂糖とミルクを入れて、飲むと少し苦さを感じた。
余り、私の好きな味じゃないな…。
「…で? 私に見せたいモノって?」
何だが居心地の悪さを覚えて、私は早くここから家に帰りたかった。
「……うん…。最近さ…ミーヤ、ジュディ以外の奴といるよね?」
「へ? あ、あぁ…香輝ね。そうね、仲良いよ。日本の話とか楽しいし。ケントも、日本の話とか好きでしょ、聞いてみたら?」