私が付き合いたかったのって、こう言うのなの?




……分からない…。







ケントの気持ちも、私自身の気持ちも…。



どうしたいの? …ねえ…?




「今日さ、ミーヤに見てもらいたいモノがあるんだ。家に来てよ」


「……見せたい、モノ?」






暖かいモノが私の手に重なり、そちらへ目を向けるとケントの手が優しく包んでいた。






その優しさ手のぬくもりと笑顔に、私は自然に頷いた。





……後から思えば、何で頷いたのか…分からない…。






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ケントの家は、リビングが広くて、テレビ前のソファに座って、と、指示される。