「だ、大丈夫だよ。心配かけてごめんね?」
私は、その場を取り繕うように笑って席を立つ。
…すると、やっぱり…ケントは私の腰辺りに手を置いて歩きだす。
「……ね、ねぇ。ケント、何か最近、変じゃない?」
「そう?」
有無を言わせないモノを感じてしまう。
ケントってこんなヤツだっけ? 私の中にある彼の印象が砂のようになって、姿形を変えていく…。
それが、いいのか悪いのかが、今の私には判断が出来ないでいた。
何だろう…。何か違和感を感じてしまう。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…