「うん!早く行かないと俺の腰がイカれる」



「関東間に合う?」



「間に合わせる!」



「頼もしいようで」



りっくんがいないと、関東大会、成績残せないからね?


部活内でいつのまにかこんなに大事な存在になった。



「なんか来ただけで疲れたー」



グダンと、私の肩に顔を乗せる。



「…、ねぇ、くすぐったいんだけど」



りっくんの髪の毛が私の耳をくすぐる。



「んー?」



声も、私の耳をくすぐる。



「あーもー、これ以上なんもしないで動かないで」



「なにそれーひどっ!」