学校についた私は、まずクラス表を見た。
私は、今年から高校1年生になる。

(友達できるかな〜)

私には、友達がいなかった。皆は、私のことを男好きだって言うから・・・

そんなことを考えていると

「雪菜?」

不意に私に声をかけてきた人を見る

「・・・え?」

「やっぱり雪菜だ〜!!」

(えぇぇ!!?)

「ど、どちら様ですか!?」

知らない人に抱きつかれ私は、パニック状態だった。

「もしかして・・・覚えていない?」

「・・・?」

「そっか・・・」

残念そうに顔を下に向ける彼に私は、オロオロしている。

「じゃあ、初めまして。水沢 爽です。」

「爽・・・?」

もしかしたら昔私に告ってきた人の一人かもしれない。

(こんな顔の人いたかな〜?)

「まぁ、昔の僕とでは全然顔似て無いね。」

「・・・」

「それより、行こっ?教室」

「そうだね・・・」