あと何回私はー・・・。

(・・・夢?(泣いてる?なんで・・・))

布団の上には、涙が沢山こぼれ落ちる。

ポタポタ(涙・・・止まらない。)

「顔でも洗ってこよう。」

(大丈夫かな?)

「おはよう。」

急に声を掛けられた。

「おはよう。雫」

彼は、私の義理の兄だ。お父さんの子供で私とは、2歳年上だ。

「あれ?もしかしてビックリした?(笑)」

いつも私の事をからかってくる。

「別に・・・」

「そんなにすねないでよ〜?」

「すねてなんかいないもん。」

図星だった。雫は、昔から天才だ。
(羨ましい。)