「ごめんなさい、平気です。えっと、大丈夫です」 焦りを隠して、 乱れた呼吸を整える。 男の人に抱かれるのは初めてじゃない。 中学時代に付き合ってた裕也とは、今思えば恋愛ごっこみたいだったけど、キスだってしてたし。 だけど、この人は・・・・ 涼介先生は・・・・ 裕也とは全然違う。 がっしりとした大人の男性。 そんな感覚が余計に私を乱す。 どうしよう。 胸の高鳴りが収まりそうにない。