「意識が戻ったのね」

保健の先生の声だ。


「これ飲んで」

差し出されたのはスポーツドリンク。

ヒンヤリした感触が気持ちいい。


涼介先生が起き上がるのをサポートしてくれた。


のどが渇いていたので一気に飲み干す。


「木下先生がいてよかったわぁ」

・・・・?

「あなた、部室で倒れたのよ。先生がここまで運んでくれたの」