―もっと、刺激的な恋を。―

明治時代から、武器商として代々続く名門「高崎家」


叔父と叔母はすでに他界し

父「高崎隆治」

母「高崎菫（すみれ）」

高崎家の長男「高崎馨（かおる）」

次女「高崎雨音（あまね）」

で暮らしていた


日露戦争、そして第1次世界大戦をはじめ、絶大な権力と巨万の富みを得た高崎家であったが


長男「馨」はそれを利用し、秘密裏で極秘プロジェクトを進めていた


そのプロジェクトとは、強力なウィルス兵器を開発し、巨額な資金により軍隊に売り渡すことであった


しかしそのウィルス兵器は、核以上に過度の殺傷力を持つゆえ、世界を変えてしまうほどの禁断の兵器だった


馨がまだ幼い頃から、馨の危険性を察知していた父「隆治」は、いつか必ずよからぬことをすると感じ、なんと次女と、その次女に声までそっくりなプロのスパイとすり替え、常に馨を警戒するように指示した


そのスパイが本編のヒロインで後に高崎馨の最大のライバルになる「美島麗香」だった


そして馨のプロジェクトが最終段階にはいったときに、遂に麗香が動き出す


馨のセキュリティを潜り抜け、極秘のディスクを遂に手に入れるが、なんとそのディスクは偽のディスクで、馨はすでに警戒されていることに気付いていたため、裏で狙う者を誘き寄せるために本物とすり替えていたのだ


麗香は捕まってしまうが、馨はまだ次女の雨音とすり替わったことに気付いてなかった


馨は麗香をホテルに監禁し、父には次女が長期の国外旅行に出かけたと嘘の報告をした