「ほーらみぅ!おーきーて!」



のんちゃんの声で目が覚める。



「ん、んん……ここは……」


「青森!着いたよ!」


「え!ほんと!?」



周りを見ると、みんなぞろぞろ降りている。


私は急いで荷物をまとめて降りた。



「うぅ……くっそ肩首腰痛い……」


「だから寝ない方いいよって言ったのに……すぐ練習だよ?」


「うん……あ!先輩!荷物私持ちます!」


「首肩腰痛いくせに先輩へのごますりは欠かさないのか……w」


「うるせっ!」



だって大事だもん!

先輩から嫌われたらこの部活やっていけない。

上下関係はただでさえ厳しいのに、私たち1年生のくせして団体メンバーに入ったのだから。

下手なことしたらぶっ殺されそうだわ……