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「いつもこの時間だね、覚えとくね」

時計をチラッと見る陽葵

増「…うん、ありがとう
連絡先ここに置いとくから
暇なとき連絡してきて?」

「わぁありがとう!」

パァっと明るい表情に変わった

俺は荷物を持って腰をあげる


増「またお土産持ってくるね」

ガラス細工…家に忘れたから

「待ってる」

小さく手を振る陽葵を見届け
病室の扉を閉めた

急に寂しさが込み上げてくる

美「あれ?貴久!」

増「美季…」

私服を着た美季と
部屋の前でバッタリ会った



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