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増「ありがとう」

彼はポケットから
小さな箱を取り出して言った

増「陽葵…結婚しよう」

「増田さん…」

ずっと言われたかった言葉

次々と涙は頬を伝い
私の手の上に落ちていった

差し出された婚約指輪は
暗闇でもわかるほど綺麗だった



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