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母「増田さん…」

俺を見るなり辛そうな表情を見せた

母「陽葵の記憶が戻ったかもしれない」

増「…そうですね」

母「ごめんね…」

謝られるようなことは一つもない

陽葵の中に〝手越祐也〟という存在が
消えずにいることは承知の上だった

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