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きっと俺が隣にいると
陽葵の笑顔を見ることは出来ない

「…ぅ…」

誰を呼んでいるのかすぐ分かる

増「陽葵…」

「ゆ…や…」

彼女の寝言は彼を呼んだ

俺じゃないなんて分かっている

病室から出ようと腰を上げると
陽葵の母が立っていた

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