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数時間後、親族と私達だけになり
静まり返る病室

「祐也…」

手を握って離さない私に背を向けて
みんな泣いていた

「私は祐也のこと…愛してるよ
ね、祐也は…?」

返事が返ってくるわけもないのに

「祐也のタキシード姿
隣で見たかったなぁ…」


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