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傷口はかさぶたになり
治っていくのに
彼はもう目を覚まさない

私の名前も呼んでくれない

あの時の「愛してる」が
最後の言葉になるなんて信じられない

「祐也、笑ってたね」

少しだけ

「これからもずっと一緒だと思ってた」

でも、もう手術の日


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