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私は過呼吸になった後からの記憶が無い

気が付いた時には

管がたくさん通されて
ベッドで眠っている祐也の姿が映った

隣のイスに腰掛けている私は
彼を呆然と見つめる

痛々しい傷跡

眠っている顔は
いつもと変わらないのに。

「起きてよ」



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