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出会って数時間しか
一緒に居なかったのに

もう一度会いたいと思った

手「…卒業式、いつ?」

「3月4日」

手「気が向いたら来るね、じゃ」

右手を軽く挙げて去っていった

私が〝手越祐也〟に恋をしたのは
こんな些細な出来事だった



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