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「何かあった?」

増「ううん何もないよ」

表情は見えないけれど
いつも通りの声で安心した

優しく離される

増田さんは笑いながら
「充電完了」と私の頭を撫でた

その姿も愛しい

何をするわけでもなく
退院後の話や
私の卒業アルバムを見ていた



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