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俺の過去を
これ以上話せなかった理由

…君にはまだ、何も伝えられない

〝陽葵には何も言わないで欲しいの〟

彼女の母の潤んだ瞳を思い出す

増「さぁ、帰ろうか…」

「うん!帰ろう」

握られた手
その笑顔を消したくないと
歩き出した



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