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増「ありがとう」

「え?」

増「出会ってくれて」

見上げると、彼の目は
海の上を浮かぶ小さな船を見ていた

「私も、ありがと」

素直になれず笑う私

増「陽葵のこと守れるかな?俺」

消えそうな声で呟いた増田さんは
私の髪をクシャっと撫でた




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