「宮内君好きです!付き合ってください!」

ここは私立星蘭学園、屋上
ありがちな告白をしているのは逢坂悠里(アイサカ ユリ)。

今日こそは………だって、ずっと好きだったんだもの!

しかし、彼からの返事はあまりにも『いつも通り』のものだった。


「ごめん」

「………そ、そっか、そうだよねー……うん、こっちこそごめんね、いきなり」


悠里はぎこちない笑みを浮かべてその場から走り去る
もう、こんなの嫌だ。バカみたい。

人を好きになるのなんて、もう止めたい。


これはアイにアイされなかった女の子のお話