トン‥。

え‥??あ‥、

悠人くん?


「こんなもん1人で持って大丈夫かよ」


大丈夫じゃないから

転びそうになったんだけどね‥。


「だ‥大丈夫じゃないから転びそうになったんだけど‥」

「あぁ、そっか‥」


ちょっと納得した感じで

悠人くんはうなずいた。


「とにかく‥ありがとね」


"ありがと"って言われて

悠人くんは少し嬉しそうに

微笑んだ。


「俺も手伝うよ」

「えっ!?いいよっ!!?」


良いって言ってるのに

悠人くんはかまわず

重たい荷物を持った。