確かに顔は可愛いほうだ。 そんな俺の気持ちも知らずに、今日も乃愛は俺のことを見る。 『ねぇ!まこっちゃん!私たち、今日から3年生だね!』 そういいながら、目をキラキラさせる。 『おー、そうだな。てかさ、乃愛はそんなゆるい頭でよく進級できたよな』 俺は乃愛の頭を軽く小突いた。