その日は特別な日で私も気持ちが高ぶっていた。

きっと貴方も。

だからこそ珍しく求めてくれた貴方に答えたかった。

たとえこの体が傷ついても。

私は平気だった。

けど貴方は私を思って涙を流した。

その涙を見て少し心が痛んだ。

それは体が傷ついてしまったから?

それとも貴方の優しさに触れたから?

これからは自分を大切にしよう。

自分のためには無理だけど、貴方のためなら…。

そんなことを考えながらその日は眠りに落ちた。