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入学式の翌日、

転校初日ながら俺らはまだクラスも決まってない。


普通転校してくるより先にクラス分け決めんだろ、とは

思ったけどまあいい。

そこかしろに授業をサボる輩がいるんだ

教師もそれを注意しないあたり適当なやつが多いんだろう。



それに1日サボれるならラッキーだろ。


そう思って、奏たちとたまり場を決めるために校内を巡った。


「なかなかいい場所ないよね〜」


凑の言うとうり、どこかしこも人人人。

不良校だからしょうがないとはいえ、

たまり場はやっぱり仲間だけの方がいい。


「ってか先代がさー、いい場所あるって言ってたじゃん?

そこで良くね〜?」

ヒロ
「騎士ナイス、ねー和泉ー、尋先輩んとこ行こーよ」


玲生が俺に言ってくる。


「でもどこか分かんねぇし」


「いやまぁ確かにそうだけどさぁ〜」


どっかいいとこねぇかな...


「あ、やべぇ俺時間だ。


和泉〜俺これから仕事だから、


たまり場決まったら後で教えて〜」


騎士がスマホの画面を見ながら校門へ向かう。


「ん」