私、大和のこと好きなのかな?でも、今までは兄的存在でしかなかったのに…
自分の気持ちが分からない。しかも、熱のせいで頭が回らない。そう考えていると、大和が戻ってきた。手には鍋を持ってる。
「大和って料理出来たんだ!」
私はずっと一緒にいたのに気づかなかった。すると大和が、
「おう!だってお前不器用じゃん!だから俺がいつか飯作ってやりたいなと思ってめっちゃ特訓したんだぞ!!」
嘘!そこまでしてくれるなんて…それなのに私ったら大和のこと避けたりして、ほんと何やってんの!自分に怒れてきた。その時、
「何やってんだよ!ほら、あ〜ん」
私は少し拒んだものの口を開いた。
「美味しい。」
「だろ!!良かった!」
大和凄く喜んでる。
あっ、私自分の気持ちに今更気がつくなんて…まだ間に合うかな?