7月も終わろうとしていた時のことだった。
一件のショートメールが私のところに入った。


なんやろ?

『久しぶり!元気?
俺、花梨菜のことはずっと忘れへんって言ったけど、もう大丈夫。俺も諦めて次に進むわ。
友達としてまた飲みにいったりしようよ。
今やから言える話とかもあるやろしさ!
ホンマにいままで色々ありがとう。
あんなに好きでおってくれたのに、なんでやって最初は思ったけど、今思えば花梨菜に悲しい思いさせてたなって反省してる。また返事待ってる」


別れた日、信二はLINEをしてきて俺は花梨菜がまた同じ気持ちになってくれるのを待ってるって言われた。
それからしばらくしてからのこのLINE。
友達としてなら、と思って
私は信二と遊ぶ約束をした。


今思えば、浅はかな行動だったと思う。
元々付き合っていたのだから完全な友達に戻るなんて結局無理で、結局そういうことになり、なんだかんだで復縁することになった。

ああ、大田くんと花火行く約束してたのに。
まあ、いいや。

次の日からの私の大田くんに対する気持ちは、素っ気ないものになった。大田くんからしたら、いきなり態度が豹変して何事かと思うだろう。