結婚してるし、子供がいることも知ってる。
だからこそ、自分にいけないと
言い聞かせた。
いくら失恋したからって、これはないだろう。
でも今、学校でいいなと思う人もいないし、
毎日のLINEが楽しいし、
歳は離れてるけど、ノリが合うのだ。
でも意識すればするほど、
どんどんあなたに惹かれていってしまった。
「言いたいことってなんなん?」
バイト後、あたしは同じバイト仲間で派遣の高島翔太、、、通称ウッディとファミレスにきていた。
ウッディなら、きっとわかってくれると思い、またこのわだかまりを誰かに話したくて仕方なかった。
「あたし、、、、店長好きかもしれん」
思ってたより、ウッディの反応は
薄かった。
「やっぱりな」と漏らし、
フッと笑いかけてきた。
「気づくの遅すぎやろ。俺はずっとそう思ってたけど」
「あかんよな。諦めなとわかってても、日に日に店長への気持ちが大きくなって、、どうしていいかわからんねんやん」
「うん。藤原さんはどうしたいん?」
「.....どうしたいって?」
「店長と、、好きな人と、どうなりたいん?」
どうしたいって言われても、、、、
困惑するあたしに、ウッディは
話を続けた。