六月二十一日。
仕事が終わって、信二が休みだったので
迎えに来てもらった。
行きたいといったパンケーキ屋さんに
連れていってくれて、
普通にデートして、
夜はいつも車をとめるところで、
車を停めて、
抱きしめられてキスされて、
行為が始まった。
下品な話だけど、信二とは相性が結構いいと思う。気持ちよかった。
けど今日は、何故だか気持ちが高ぶらなくて、
早く終わって欲しいと思ってしまった。
それでも、信二はすごく気持ちよさそうに顔をしかめていた。
声を漏らして、気持ちよさそうに喘ぐ信二。
私を求めてくれてる。
私で気持ちよくなってくれてる。
なのに
今あたしの頭の中にあるのは。
あなたの顔だった。
「っ、花梨菜ぁ、、、」
え?