「本当に私が走っていいの?」


大して速くもないのに…と付け足すと組まれた腕でぐっと引き寄せられる



「うちは南風に頼んだの。だから問題ないって」

「自信もて」と背中を叩かれる



眩しい笑顔に思わず目を細めた。

花薫も「がんばれ」と言ってくれた



「うん、ありがと!」