「お昼は適当にその辺のモノ食べるよ。だから、その金は要らない。」
「そう?けど、洋服とか下着とか、必要なモノ、取りに帰るでしょ?」


董子さんは本当に俺のことを全く知らないんだと思い知らされた。
普通の女なら、こんなことは言わないだろう。




「下着はMサイズ。ボクサータイプにして。ルームウエアはLサイズでね。俺、背が高いから、Mじゃ袖とか裾とか短いんだよね。服は必要ないよ。外に出ないから。」


ニコリと笑いながら、董子さんにそう伝えると、目を真ん丸にして俺を見詰めてた。


「取りに帰らないの・・・・・?」
「俺、董子さんのヒモだもん。よろしくね。」


そう言ってウインクをすれば、また頬を真っ赤に染めて俯いた。
ほんとに可愛い人だな。