「服船長のフランシナです、この船の航海士と書物整理をしています、船長の世話焼きもしているの忙しい身です」

この船長の世話焼きは大変そうだなーと実感するノアールだった。

フランシナと言う男、長身だかやたら細い蹴ったら折れてしまうんじゃないかと思う、黒い髪に紫色の瞳、あまり見た事のない人種だ。

「はいはーい、俺はトト!さっきも説明したけどメメと船の修理をしてる、俺たち2人に直せない船はないよ?」

緑の髪の眼鏡をかけた少年と緑の髪の眼鏡をかけてない少女、似ている・・・きっと双子だろうか、背格好も似ている、トトの方が数センチ背は高いが眼鏡を取られたら見分けるのは難しいかもしれない。
礼儀正しく元気なトトと変わってメメはとても大人しい、と言うか一言も喋らない。
そんなメメを見ているノアールにトトが言った。