「あーぁー、大丈夫?ノアールちゃん」

トトが駆け寄って来た、一緒にトトとよく似た雰囲気の女の子もタオルを差し出してくれた。

「俺の妹の、メメだよ、恥ずかしがり屋だからあんまり喋らないけど、仲良くしてあげてね」

ノアールは震えだした、船長がノアール・シュガーと船員に紹介したからだろう、シュガーの名を言われたから、震えながら船長の方を見て船員を見渡した。

だが、みんな顔色一つ変えず、片付けたり、食事をして各々の事をしている。

「大丈夫だよ、こいつらはみんな、お前みたいな訳ありだ、堂々としろ」

「そうだよ、さぁご飯食べよ」

メメと呼ばれる女の子もノアールの袖を引っ張り食卓に戻してくれた。