僕は涙が止まらなかった。
ただただ嗚咽して泣き続けた。
***
「葵!ごめん!!」
急に学校で凌から謝られた。
「俺、何か1人で怒ってハズくて」
「しかも美月さんが亡くなったって聞いて少し喜んだ自分がいたんだ」
「好きな人がなくなって俺は悲しいハズなのに」
「俺は喜んだんだ」
「葵が不幸になったと思って…」
「本当にごめん!俺が最低夜郎だよな
本当に悪かった!俺の事嫌いになったよな…」
「嫌いに成れるわけないだろ」
僕はそう言った。
凌はちゃんと僕の事を考えてくれたんだ。
しかもこれまで親友だったのに。
すぐに壊れてたまるか。