「 そういえば、どうして担任になること言ってくれなかったの? 」
家に着くと、部屋着に着替えて出てきた千紘に1番気になっていたことを聞く。
「 驚いた?サプライズ大成功〜〜 」
「 ほんとにびっくりしたんだからね!
言ってくれたらよかったのに… 」
あははは〜と、ケラケラ笑う千紘は
1人だけ楽しそうだ。
「 もしかして、翠と同じクラスにしてくれたのって…… 」
「 綺帆と園田はセットって感じするし。親友は大事だからな 」
そうだったんだ…
ちゃんと考えててくれたんだ。
「 別々にでもなったら綺帆泣きそうだもんな?慰めんの大変だし… 」