あたしはきっと、あおのことが好きなんだ。

こんな時に、自分の気持ちに気付くなんて。

いつから、あたしはあおを好きなっていたんだろう。

自分でも、よくわからない。

だけど、あおに拒絶されるのが怖くてたまらない。

そう思うようになった時から、あたしはあおが好きだったのかもしれない。

あお、戻りたいよ。

あの事件の前日に、時間を戻したい。

そして、あたしはあの事件に巻き込まれない手段を必死に探す。

だってあの事件さえがなかったら、ずっと一緒居れた気がするの。

バカだって、笑われるかもしれないけど。

笑われても良いから、あの頃のようにあおと一緒に居たい。

戻れないと、わかっていても望んでしまう。

過去が眩しくて、切ない愛おしい。