目の前の南智君はいつもの笑顔の顔じゃなくて


すごく真剣な顔で本当なんだとしか思えなかった


彩「私、南智君とまともに話したことないよね?」


南「うん。彩琴ちゃんの目にはずっと拓哉しかいなかったからね
本当はすぐに諦めるつもりだったけど、泣いてる彩琴
ちゃん見たらやっぱ諦められなくなっちゃった」



南智君の思いはすごく伝わってくるけど


わたしにはやっぱり拓哉しかいないから……


彩「ごめん……。わたし」


南「わかってる。彩琴ちゃんが俺のことを好きにならないことくらい」