保健室には先生もいなかったからかけられた


声に驚いて顔を上げた


南「最初からいたんだけどな〜。俺ってそんな影うすい!?」


彩「あっいや、ごめん…」


声をかけたのは同じクラスメイトの


足立南智アダチナチ君だった


南「で?なんで泣いてたの?」


彩「えっと…その…」


南「拓哉のことだろ?」


ズバリ当てられ驚いた


彩「えっ?」


南「やっぱりかー。なぁアイツじゃなくて俺を
好きになれよ」


彩「……っえ!?冗談だよね?」


学校で南智君はかっこいいのもあって女子から


すごい人気をほこっていたけど、その一方で


南智君自体けっこうなチャラさがあってそんな南智君が


私なんかを好きになるとは思えないけど