「…冷たくない春也はキライなの…」

「美沙…」

わたし達は抱き締め合って手と手を絡み合わせて寝た。
今夜は寒くて…気が狂って…もうこのまま…彼に抱かれていたい…
そう思った。

「…美沙」

春也…?…まだ眠たいや…
わたしはうっかりしてた。

「美沙…ごめんな…お別れだ…」

春也?…仕事かな…いってらっしゃ…

「!!!」

わたしは飛び上がるように起きた。
そして辺りを見渡した。

「春也…?春也…どこ…?」

服を着て外に出てみた。
すると警察がドアの前に立っていた。

「あ…城島 美沙さんですか?」

「あ…はい…」

何?この警察の人達…なんか様子が…

「八崎 春也は…捕まりました。」

え…?ウソ…ウソよ…そんな…こと…