「ごめん…これは事実だ…」

わたしはウソだと言い続けた。
でも、後から考えてみて現実だと気付いた。

「これから…どうするの…？」

「…わからない」

わからない…その言葉スキじゃないな…

「…こんな俺…もう嫌いだよな…」

キライ…キライだよ…もう…
わたしは冷たくて、かっこよくて、頭のいいあなたがスキなの…

もう…戻れない…

「…いや…嫌いでいいんだ…」

「キライだよ」

彼の顔が驚いた表情になった。
まるでまだスキってわたしが言ってくるのを予想していたように…