家に帰ってから、わたしは用意していたチョコを渡した。
でも彼は甘いものがキライ。
だからわたしはチョコをビターにして渡した。

そしたら彼がすごく照れていて嬉しかった。

「…ありがとう。じゃあ俺も」

と言ってポケットから小さな箱を取り出した。

「はい」

「ありがとう!」

と言って開けた。すると…

「きれい…」

箱の中には小さなハートの指輪と普通のハートの指輪。

「貸して?」

彼が指輪とわたしの手を取った。

「誕生日おめでとう…」

わたしのくすり指に指輪をはめた。

「嬉しい…///ありがとう…春也…」

彼がニコっと笑った。彼も嬉しそうだった。

「あ…でも、こっちの小さい指輪は?」

わたしは聞いた。すると彼は、