「ねぇ…春也。わたしさ、17歳になったよ?」

「あぁ…じゃあ俺たちの差は7才か」

そう…7才。でも追いかけてくるの…あなたは…
嬉しいようで…哀しい…

「わたしさ…子供に見える?」

「…まぁ」

「え!?」

「そこが…俺は好きなんだけど…な…寒っ」

彼は優しかった。わたしはすごく幸せだった。

「あ…ここって確か…」

「来たことあるのか?」

「うん!///」

ここは昔、お母さんとお父さんと来た洋風の商店街。
わたしはすごく好きだった。

そして何故好きだったかと言うと…

「あ…あれだ…」

「…テディベア?欲しいのか?」

昔のと首に結んでるリボンの色は違ったけど、
この店のテディベアに間違いはない。