「ね!外でよ~よ!」

「寒い…」

彼はすこしイジワルな部分がある。

でもそれがスキなのかもしれない…
でもイジワル過ぎる彼はキライ。

「今日は何の日?♪」

「…わかったよ…」

と彼は服を着替えた。そして、マフラーを付けて玄関へ。

「…やっぱ行くのか?」

彼は嫌な顔をしてそう聞いた。
わたしは当然「うん♪」と答える。

彼はこう見えても寒がりで、冷え性。とても24歳には思えない可愛さっ

「春也は寒がりだからねぇ~。ネコみたいで可愛い♪」

「うるさい…」

彼はすごい厚着をしているにも関わらず、寒がっていた。

「クリスマスの時はあんまり寒がってなかったじゃん!」

「あれは夜だったからだよ!朝はダメだ…しかも寝起き…。」

「あ…言うの忘れてたけど、春也、髪寝癖付いてるよ」

「…早く言えよ…」

なんて会話しながら町中を散歩。