わたしはバレンタインに誕生日、彼はホワイトディに誕生日。
今日はバレンタインディ。

わたしはいつもと変わらず、春也と寝ていた。
そして8時が過ぎると…

「ん…春也…?」

肌寒かくて目が覚めた。

横を見ると春也が布団を全部自分の体に巻き付けていた。
ちょっとむかついた。

だからすこし仕返ししてやろうと思って布団をとろうとした。

が、しかし…

相手は手強かった。
全体重を布団に乗せていたのだ。

「んー!!ぱっ!?」

布団が宙に舞った。

「…さむっ」

「起きて~!!朝だよぉぉぉぉ!!」

彼は目も開けずにこっちを見て眉間にシワを寄せた。