「わたしのこと…妹??」

「…嘘、冗談」

冗談って聞いたときすごくホッとした。
彼は冗談はあまり言わないから…怖い。

彼の声がスキ、すごく甘い声。アイスのように甘い。
でも彼の言葉はキライ、アイスのように冷たいから

「ねぇ…スキって言って?」

「嫌い」

…イジワルすぎっ

「じゃあ、愛してるって言って?」

「愛してない。」

彼は本当にわたしのことを妹でしか思ってないのか、
それとも…

「わたしのことスキじゃない?」

「普通。」

普通って…。ま…キライって言われてるんじゃないからいいか…

「…お前…痩せたんじゃない?」

「あ…うん。あんまり食欲なくて…」

何故かわたしは嘘をついた。わたしは今、彼のせいにしようとしてる。