「…何にする?」

「…チーズケーキ食べれる?」

「…いけるけど…でも美沙はショートケーキが好きだろ?」

彼は不思議そうにわたしに聞いた。

「気が変わったの!チーズケーキください!」

帰り道。

あ…雪止んでる…。

「ね!帰ったら雪合戦しようよ!」

「やだよ、子供みたい」

「わたしは子供なの!ね!やろ?」

っと無理矢理誘うが断られ続けた。

「もういいもん!」

わがままなわたしは少し頬を膨らまして言った。
優しい彼になれ、そう願った。

けど

「帰ったらゆっくりしたい…」

「…わかった」

わたしはあきらめて頭を少し下に向けて歩いた。

すると、